人生

國分巧一朗著 『暇と退屈の倫理学』4 (経済学的視点で考える)

・「暇」:客観的な条件。自由な時間がある。・「退屈」:主観的な状態。つまらない。
人生

國分巧一朗著 『暇と退屈の倫理学』3 (定住化)

次に、「退屈」を広い視野で考えようと試みます。人類史の視点から見てみる。この本には、西田正規という人の「定住革命」が紹介される。そもそも、人間が「定住生活」を始めたのは約1万年前であり、それまでの約400万年は「非定住生活(遊動生活)」をしていたそうで。
人生

國分巧一朗著 『暇と退屈の倫理学』2 (「退屈」の解決策?)

2人の人物(ラッセル、スヴァンセン)の「退屈」に対する解決策が出てきます。・ラッセル:「熱意」を持つこと。・スヴァンセン:「ロマン主義」を捨てること。
人生

國分巧一朗著 『暇と退屈の倫理学』1 (気晴らし)

「暇」や「退屈」について。これらのことを深く考えることはとても面白いと思います。「倫理学」とは、「生き方」を探求する学問であり、暇や退屈との向き合い方について考えさせられる本です。
人生

パラドックスのその先

この世に「答え」が明確に存在していたら、芸術なんていらないだろう。でも、「答え」が存在しなかったら、人は不安でたまらないと思う。「答え」の在る安心感と、「答え」の無い自由さ。人は所詮、その間を行き来して人生を終えるのだろう。幸せと不幸を味わ...
人生

零の世界

とても心地のよい世界へ舞い降りた。此処へ初めて訪れる人、たびたび訪れる人、もう来飽きた人、若い人から年長者まで。小難しさから解放された世界、または小難しさへ没入する世界、何が本当で何が嘘か、そういったものを小馬鹿にして全てを受け入れ消し去る...
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『国家』 正義について12 終わり (真似について)

寝椅子には大きく分けると、寝椅子の実相、寝椅子の実物、寝椅子の似像があり、実相は神が作ったのもであり、実物は職人が作ったものであり、似像は画家が描いたものであるとし、後者になればなるほど真実在から離れていくといいます。
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『国家』 正義について11 (魂の優位性)

飢えや渇きは身体の空虚さをもたらす。無知は魂の空虚さをもたらす。前者は食べ物や飲み物みよって満たされ、後者は知識によって満たされるといいます。この2つの内、より真実を人間にもたらすものはどちらなのか。
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『国家』 正義について10 (真実の生き方)

魂の3部分には、「理知的な部分」「気概的な部分」「欲望的な部分」があるとしていました。・「理知的な部分」は何かを学び知る、知を求める。・「気概的な部分」は勝利や名誉を求める。・「欲望的な部分」はあらゆる欲望、欲求による快楽を強く求め大方金銭によってそれは達成される。
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『国家』 正義について9 (様々な国家制度)

ソクラテス曰く国家制度には優劣があり、順位は以下のようになるといいます。1、優秀者(王者)支配制2、名誉支配制3、寡頭制(財産、富裕者支配制)4、民主制5、僭主独裁制1が最も優れた国制であり5に向かうにつれ劣った国制になっていくと。