2023-03

ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『ゴルギアス』 弁論術について4 終わり (欲望の在り方)

「害悪さ」には優先順位があり、一番有害なのは、魂の劣悪さ(不正、放埓、無知、臆病)、次に有害なのは身体の劣悪さ(虚弱、病気、見た目の悪さ)、次に有害なのは財産の貧しさであるといいます。
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『ゴルギアス』 弁論術について3 (善と快楽)

例えば、おいしいものを食べた時、人は「幸せー!」と言う思います。しかし、めんどくさいかもしれませんが、ソクラテス哲学的にいうと、これは「幸せ」なのではなく、欲を満たして「快楽」を感じているにすぎなということ。
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『ゴルギアス』 弁論術について2 (美しさと醜さ)

「知識」あるいは「信じ込み」いわゆる「信念」に対応しており、理論的な根拠に基づいて行う行為を「技術」、思い込みによって、理論とは関係なくよくできた記憶を多く保存してそれを想い出しながら行う行為を「熟練」とします。
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『ゴルギアス』 弁論術について1 (弁論術とは) 

この本における主な登場人物は、ソクラテス、ゴルギアス、ポロス、カルリクレスです。そして、この主な登場人物4人の「弁論術」についての論争がこの本の内容で、ざっくり分けると、「弁論術」の効能について否定的な立場のソクラテスと