ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『国家』 正義について4 (守護者の教育について)

守護者の教育について(音楽・文芸での養育) 幼いときはとてもやわらかく最も重要な規範が自分の中で形作られる時期でもあるため、この時に両親や兄弟、友達を大事にすることやその他さまざまな善い美しい価値観を心の中に植えつけ養育しなければならない。...
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『国家』 正義について3 (国家の成り立ち)

正義への疑心暗鬼 しかし、不正なことも上手くやらなければそれなりの罰を受けることになる。立派なことの前には神々は汗を置いたというように、不正なことを上手くやることにも相当な労力が必要になる。仲間を集め組織を作り、抜け目が無いように策略を練り...
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『国家』 正義について2 (正義・不正の賞賛)

魂の働き 目、耳、そのほか多くのものには「働き」というものがある。目には物体を見るという働きがあるし、耳には音を聞くという働きがある。そのほかのものにも、それが果たすことのできる、あるいはそれだけがもっとも良く果たすことのできる「働き」があ...
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『国家』 正義について1 (正義とは誰の利益か)

はじめに 「正義」とは何なのか。これを知ることは人間にとって永遠の課題であるかもしれないし、決して人間には知ることができないものなのかもしれないし、もしかしたら人間が作り出した概念に過ぎず存在しないものなのかもしれません。 しかし、人間は正...
エピクロス

エピクロス 快楽主義

はじめに プラトン哲学とは違い、善と悪、快楽と苦痛は全く違うものだという考え(プラトン)と、快楽こそが善であるというエピクロス。 そして、「快楽」を第一の人間の善として人生における全てを判断するという、定義としてはプラトンと対立的。 では一...
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『ゴルギアス』 弁論術について4 終わり (欲望の在り方)

裁判(司法)の役目 2 「害悪さ」には優先順位があり、 一番有害なのは、魂の劣悪さ(不正、放埓、無知、臆病)、次に有害なのは身体の劣悪さ(虚弱、病気、見た目の悪さ)、次に有害なのは財産の貧しさであるといいます。 では、これらから解放されるた...
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『ゴルギアス』 弁論術について3 (善と快楽)

「善」と「快楽」、「悪」と「苦痛」は違う 例えば、おいしいものを食べた時、人は「幸せー!」と言う思います。しかし、めんどくさいかもしれませんが、ソクラテス哲学的にいうと、これは「幸せ」なのではなく、欲を満たして「快楽」を感じているにすぎなと...
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『ゴルギアス』 弁論術について2 (美しさと醜さ)

技術と熟練の違い この違いは前述した、「知識」あるいは「信じ込み」いわゆる「信念」に対応しており、理論的な根拠に基づいて行う行為を「技術」、思い込みによって、理論とは関係なくよくできた記憶を多く保存してそれを想い出しながら行う行為を「熟練」...
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『ゴルギアス』 弁論術について1 (弁論術とは) 

はじめに この本の主な登場上人物としては、ソクラテス、ゴルギアス、ポロス、カルリクレスです。 そして、この主な登場人物4人の「弁論術」についての論争がこの本の内容で、ざっくり分けると、「弁論術」の効能について否定的な立場のソクラテスと、肯定...
ソクラテス(プラトン著)

プラトン著『パイドン』 魂の不死について6 終わり (イデア論による証明)

調和説に対してのソクラテスの反論 肉体の諸要素による調和によって魂が生成されるなら、肉体と同時に魂は生成するあるいは肉体が生成した後に魂が生成するため、想起説(魂は肉体に宿る以前から存在してる)は成立しなくなる。 よって、2つの説(調和説「...