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國分巧一朗著 『暇と退屈の倫理学』4 (経済学的視点で考える)

・「暇」:客観的な条件。自由な時間がある。・「退屈」:主観的な状態。つまらない。
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國分巧一朗著 『暇と退屈の倫理学』3 (定住化)

次に、「退屈」を広い視野で考えようと試みます。人類史の視点から見てみる。この本には、西田正規という人の「定住革命」が紹介される。そもそも、人間が「定住生活」を始めたのは約1万年前であり、それまでの約400万年は「非定住生活(遊動生活)」をしていたそうで。
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國分巧一朗著 『暇と退屈の倫理学』2 (「退屈」の解決策?)

2人の人物(ラッセル、スヴァンセン)の「退屈」に対する解決策が出てきます。・ラッセル:「熱意」を持つこと。・スヴァンセン:「ロマン主義」を捨てること。
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國分巧一朗著 『暇と退屈の倫理学』1 (気晴らし)

「暇」や「退屈」について。これらのことを深く考えることはとても面白いと思います。「倫理学」とは、「生き方」を探求する学問であり、暇や退屈との向き合い方について考えさせられる本です。
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パラドックスのその先

この世に「答え」が明確に存在していたら、芸術なんていらないだろう。でも、「答え」が存在しなかったら、人は不安でたまらないと思う。「答え」の在る安心感と、「答え」の無い自由さ。人は所詮、その間を行き来して人生を終えるのだろう。幸せと不幸を味わ...
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零の世界

とても心地のよい世界へ舞い降りた。此処へ初めて訪れる人、たびたび訪れる人、もう来飽きた人、若い人から年長者まで。小難しさから解放された世界、または小難しさへ没入する世界、何が本当で何が嘘か、そういったものを小馬鹿にして全てを受け入れ消し去る...
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不意に見た永遠の希望

人生の途方に暮れた僕は、とある自殺名所に訪れた。立入禁止をくぐり抜け、大きな滝が流れ落ちる開けた場所へ。自分の価値の無さを改めて実感させる壮大な滝。僕はその大きな崖に足をかけた。 全ての希望を絶たれ、その絶望の果てに行き着いたこの場所で、何...
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非物質世界へのあこがれ

何もかもがどうでもよくなって全てを捨ててしまいたいと本気で考えているとき、矛盾するかもしれないが、この世のどんな快楽よりも快く幸せな時を過ごせる。視覚的な義務を忘れ、聴覚的な義務を忘れ、触覚的な義務を忘れて、全てを感じるままに感じていいとい...